七夕だし･･･

何かを書いてみようと思って書いてみた。
本当は短編とかに載せようかなと思ったけどまあ一日だけのイベントなのでこっちに載せます。
今回は雛様二次で！！
最初は三国恋戦記で仲謀夢にしようかと思ったけど断念したorz
意外と七夕の説明って難しいよ！


登場人物は瑜珠ママン、ありすちゃん、雷鵡パパンです。
名前だけならあけびちゃんと雷薙様も登場します。
･････もうこれだけで内容が予想できそうですね(笑)


瑜珠ママンの所在を知る者はいないんですが､今回の話に限りマリアの組織と交流があるのを前提にした話になってます。
そして注意してほしいことが････


雷鵡パパンが偽者になってしまったということですorz


先に言っておきます。
雛様本当に申し訳ありませんでした(土下座

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「あ､聖女さまだ！聖女さまー！」

「････ありす？」

たまたま話が合ってマリアの組織に顔を出していた瑜珠は向こうから元気よくぶんぶんと手を振ってくるありすに気がつきその足を止める。

彼女が足を止めたことにありすは嬉しそうに顔を綻ばせると､すぐさま駆け足で瑜珠の方へと駆け寄ってきた。

そんなありすに瑜珠は優しげな視線を向ける。

「ありす､こんにちは。一体何をしていたの？」

「うん。今日はね､七夕だから短冊にお願い事書いてたの！後でパパと一緒に笹に吊るすんだよー」

「そう､何をお願いしたの？」

「あのね･･･『パパとお姉ちゃんで一緒に仲良く暮らせますように』って！」

「･･････････」

その願い事に瑜珠は驚いたようにその瞳を大きく開かせる。

だが､すぐさまその瞳は優しげに細められ､瑜珠はその口許に淡い微笑を浮かべるとありすの頭を優しく撫でた。

「素敵な願い事ね。叶うといいわね」

「うん！」

無邪気にあどけなく笑ってみせるありすを瑜珠は愛しく思う。

ありすは知らない。

彼女が『お姉ちゃん』と呼ぶその人物が誰の娘なのかということを。

知っている事実は「雷鵡の弟の娘」。それだけだろう。

だが､それでいいとも思う。

 

 

雷鵡が､そう望むなら。

 

 

「聖女さまは？」

「え･･･？」

「聖女さまは短冊にどんなお願い事書くの？」

それはとても素直で素朴な疑問。

だがこの質問に瑜珠は困ったように苦笑した。

「私は･･･願いなど望んではいけないから」

「え､どうして？」

ありすがそう聞き返せば､瑜珠は悲しげに微笑んだ。

「都合がよすぎる願いなの」

 

 

――娘を捨てた自分が､“母親”として側に立ちたい･･･などと･･･

 

 

「それに本当の願いはもう･･･叶わないから･･･」

「え･･･？」

小さく､本当に小さく付け加えられた一言は幸いにもありすの耳には届かなかったらしい。

不思議そうな瞳をこちらに向けてきていた。

「聖女さま？」

「･･･何でもないわ。じゃあ私は行くから。いい夜を――ありす」

それだけ言い残して瑜珠はその場を後にした。

 

 

++++++++

 

 

「――ってことがあったんだよ。聖女さま､どうしたんだろうね」

その日の夜､雷鵡と一緒に夜空を見上げていたありすが昼間にあったことを話すと､雷鵡はどこか切なそうに瞳を細めた。

彼にはわかるのだ。彼女が抱いている望みが､願いが。

娘と共にありたい。そう思っているのだろう。

あけびを守るために彼女を捨てたその時から彼女は娘のことを忘れたことなど一度もなかったのだから。

そして何よりも彼女が望んだ願いはいつだってたった一つだけだった。

 

 

 

『夢物語だとは分かってるんだけど･･･出来るものなら普通の家族として･･･あけびや雷薙と一緒に親子3人で暮らしてみたかった･･･』

 

 

 

雷薙から逃れ､あけびを捨てた後､瑜珠は一度小さくそう呟いたことがある。

哀しみに染まりきった瞳。浮かぶのは大粒の涙。

母として一人の女性として当たり前すぎる願いなのに､周囲がそれを許さなかった。

だから､捨てたのだ。たった一人の娘だけでも普通の世界で普通の人間として生きて幸せになってほしいと願って。

 

 

それが何よりも憎かった。

 

 

どうして､彼女の心を占めるのはアイツなのだろうと。

何故自分をその瞳に映してはくれないのかと。

誰よりも愛した彼女が選んだのは何よりも憎い弟だというこの事実が雷鵡には許せなかった。

だがそれでも･･･

 

 

『瑜珠が自分のものになればいい』

 

 

そう願ってしまう自分がいるという事実が何よりも浅ましく感じられた

 

 
 

＝＝＝＝＝＝

最後は無理矢理終わらせた。

本当はもうちょっとあったんですが上手い文章が思いつかなくて･･･。

あれですよね。その後こんな展開にしてみたかった

 

↓

 

雷鵡の願い　『瑜珠を自分のものにしたい』

瑜珠の願い　『母としてあけびの側に立ちたい』

ありすの願い　『雷鵡とあけびと3人で仲良く暮らしたい』

 

結果的に3人の願いはこうなっている。

それならばと雷鵡は考えた。

 

 

あけびを娘として引き取る→あけびとありすを取引の材料に瑜珠を妻にする→そうすれば全ての願いが叶って万々歳じゃないか･･･？

 

 

とても純粋な雷鵡パパンが考えることとは思えねえlllorz

 

 

雛様純粋な雷鵡パパンを汚して申し訳ありませんでした･ﾟ･(ﾉД`;)･ﾟ･

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もしもシリーズ その①

雛様の幸福論のネタです。
今回は「もしも瑜珠があけびちゃんと普通に家族として暮らしてたら」です。
瑜珠ママンのことだからさぞかし自分の内に秘める母性をフルに発揮できるんだろうなと思って書きました。
本当は雷薙様と合わせて3人ネタも書こうと思ったんですがまだ体調が万全でないので断念。
咳のしすぎで喉が痛いですorz


んなことはこの際どうでもいい。
書き上げたこれを日付けが変わる前に出したいのだ今の私は。
というわけで今回は瑜珠ママンとあけびの親子で小ネタです。
興味のある方は続きからどうぞ。

++++++++++

注意：物凄い短いうえに中途半端です。ごめんなさいorz

 

「お母さん！ただいま」

「あら、あけび。お帰りなさい。今日も学校は楽しかった？」

「うん！でね･･･あの･･･」

「？」

「家庭科でクッキー作ったの。お母さんと一緒に食べようと思って」

どこか照れくさそうに笑って差し出してくれたそれに瑜珠は優しく微笑み返す。

「あら、じゃあお茶の用意をしないといけないわね。あけびも手伝ってくれる？」

「うん！」

クッキーの包みを大事そうに受け取ると瑜珠は穏やかな笑みを湛えたままあけびを伴って台所へと消えていく。

娘が持って帰ってきてくれたクッキーをかごに入れて盛り付けている瑜珠の隣には幸せそうな笑顔を一杯に浮かべたあけびがお茶の用意する姿が見られたのだった。

 

 

 

※その後あけびちゃんがお湯を零して悲鳴をあげたのを心配して瑜珠が見に来ればいいと思った。

いやむしろその後「大丈夫？」とか聞きながらアイスノンを用意して大丈夫だと言うあけびちゃんに強引にそれを当てて冷やさせればいい！

それにお礼を言いつつ食器を壊したことを申し訳なさそうに謝罪するあけびちゃんに微笑みかけて「気にしないで。後片付けは私がやっておきますからあけびはしっかり冷やしておいて」とか言いながら危険な台所から遠ざけてあげるとか！

尽きない妄想力は一体どこからくるんだろうか。我ながら謎。

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またやっちまったぜ☆

色々学ぶということを知らない管理人ですこんにちは。
今回は再び雛様の二次ネタをポンッと軽く出してみることにします。
ふふ、本家サイトに出てきて早々ここで二次されるとは思うまい。


実際私も予想外だったからな☆←


というわけで私のイメージ明るいヤンデレの関西外国人クリスティアンで短編書きます！
というか初めてクリスお兄さんを見た瞬間の第一印象が「････猫にゃん亜久里のお兄様･･･？」だったんですが。
え？何でそう思ったんだろう。自分でも謎だ。
多分キャラが似てるから･･･いや容姿かな？何かがよく似てるからだと思います。


はい、それはさておき今回のお話はクリスあんちゃんに瑜珠様を語らせようの回。です。
何かこれ思いついた瞬間に書き始めたら30分もかからずに書き終えちゃったｖ（どんだけ
後悔はしていません。



興味ある方は続きからどうぞ。

*************
 
 

 

「なあ、ハニー。知っとるか？」

「？」

「あんたのお母はん。瑜珠様はな･･･」

そこで一旦言葉を切るとクリスティアンはニイッと愉快そうに唇を吊り上げた。

「この世で一番綺麗な存在･･･裏社会をもってしても『聖女』と呼ばれ羨まれ愛された御方やった」

「え･･･？」

自分の中で父は誰よりも残忍で大嫌いな憎むべき男。

苺華や杏騎から家族を奪い殺させた最低な男。

だが母は･･･

「お母さん･･が･･･聖･･女･･･？」

「ああ。誰よりも美しく､誰よりも強い素晴らしい御方やった。それこそ･･･裏も表も関係ない。誰も彼もが瑜珠様に傾倒し求めてしまうくらいにな」

クリスティアンの中で彼女は穢れることの無い本物の清廉さを持つ気高き女神にも等しい存在。

どれほど汚れた世界でも輝きを失わないたった一つ確かな“真実”

それが彼の･･･いや、全ての者が知る聖女､瑜珠の存在だった。

「瑜珠様はな触れてはならない御方や･･･。だが雷薙様だけは特別やった」

唯一、聖女に触れる事を許された。

「誰も触れる事を許されない聖女である瑜珠様。そしてそれに触れられることを許された雷薙様はまさに神というにふさわしい御方やと思った」

そしてその【聖女】と【神様】の両方の血統を持つ目の前の彼女はまさに【神の娘－ｺﾞｯﾄﾞﾁｬｲﾙﾄﾞ－】と呼ぶに相応しい存在。

 

 

だからこそ必ず手に入れる

 

 

「ハニーがどれほど拒絶しても逃がす気は一切あらへん」

どこか狂気にもにた笑みを浮かべクリスティアンはあけびの手を取りその指輪に口付ける。

「覚悟しとくんやな、ハニー」

その瞳の奥にかげる暗い炎に飲み込まれ、あけびは恐怖に胸を凍らせた。

もし本当に自分の母が聖女と呼ばれる存在ならば

 

 

―――どうか、助けて

 

 

この声が届いて欲しいと叶わぬ願いを抱きながらあけびの意識は暗転した。

 

 

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あっはっはっはっは！どうしようやっちまった感が拭えねえ！！∑

あけび、実母の素性を聞かされるの巻。

最初苺華さんに話してもらう予定だったのに『血統』を読み終えた瞬間稲妻の如くこのネタが閃いた。

そして前書いてたのよりも断然コンパクトに収まったあたり書いて正解だったと思われる←

微狂愛書けて満足なんだぜ☆d(≡▽≡ )+＋←良い笑顔

でも短編として出す勇気がないからここに載せるというチキンでもあるんだぜ････orz

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